お彼岸の一日
2008年09月24日
秋晴れのお彼岸の日(23日) 善通寺の我拝師山に登りました。
ココは四国88ヶ所霊場73番札所 出釈迦寺の奥の院「捨身が嶽禅定」を
抱いた山です。
出釈迦寺には逸話が残されています。以下はネットより拾いました。
弘法大師(空海)が7歳の時に倭斬濃山(わしのやま)(現、我拝師山)に登り、「仏門に入って多く人と衆生を救いたいのです。私の願いが叶うなら釈迦如来様、お姿を現して下さい。もし、願いが叶わないのなら私の命を仏に供養します。」と願い山の断崖から谷へと飛び降りた。すると、落下する弘法大師の前に釈迦如来と天女が現れて抱きとめ、「一生成仏」のとおっしゃられ、彼の願いが成就された。感激した弘法大師は、薬師如来が現われた山を「我拝師山」名づけ、その山に出釈迦寺を建立し、釈迦如来の尊像を刻んで本尊とした。
と、あります。この空海が身を投げたとされている山(捨身が嶽)に登ったわけです。
出釈迦寺からは急な坂道を1.8Km登ったところに奥の院があり そこから行場入り口と書かれた
通路をくぐると いきなり岩場で 鎖がかけられていました。
少し緊張!! 足元に気をつけながら25分位で頂上に、 空海が身を投げたと言う場所の下100mの所に
奥の院があります。登る前に無事を祈願しましたが 下山後ももちろんお礼のお参りをして奥の院を後にしました。
そして 奥の院から出釈迦寺本堂への参道に 今を盛りと萩の花がたわわに咲いていました。
きれいな優しいピンクが瑞々しい緑に映え、また少し早く咲いた花びらは落ちて参道をピンクに染めていました。
一つ一つの花は小さく比較的地味ですがこれだけ群れると華やかできれいですね。
花にも癒され 良い汗がかけたお彼岸の一日でした。
写真は 一面ピンクの萩と参道をピンクに染めた花びらの様子。