まきの実
2008年10月11日
先日のアケビに続き、またまたちょっと珍しい木の実の話題です。
自宅の北側に大きなまきの木(犬まきというらしい)があるのですが、今年は毎朝の掃除が憂鬱になるほど、そのまきの実がいっぱい落ちています。
子供たちが小学生の頃は面白がって食べていたように思うのですが、最近では誰も拾わず、そのまま箒で集められチリトリの中へ。
先日のアケビによって木の実を見直した感があり、ちょっと食べてみようかなと思っていたところ、昨日帰宅したら、ダイニングのテーブルの上に器に入って置かれていました。
「うん?私の気持ちを読まれたか?」と思うほどのタイミングだったので、かなりびっくり
ちょうどおなかもすいてるし、一つつまんでみることに。
でも、それこそ、ン十年前に食べたきりなので、どんな味だったのか憶えていない・・・
すっぱいものがちょっと苦手なので、恐る恐る口にしました。
口に入れた瞬間、ちょっと木の香りというか草のような青臭さを感じましたが、うん、これなら大丈夫。
食感は、ちょうどゼリービーンズの中身くらいの柔らかさでほんのりとした甘さが広がります。
グミキャンデーほど歯ごたえもなく、くにゅくにゅとした感じの柔らかさです。
写真1枚目・・・紫色に色づいたまきの実が10個くらい器に入っています。
まきの実は小指の先ほどの大きさで、緑色の種と、“団子の兄弟”のようにくっついています。
種は実と同じくらいの大きさで白く粉をふいています。
今朝、庭掃除の時にまだ熟し切ってない実を見つけたので、その変化を写真に撮りました。
写真2枚目・・・まきの実が縦になった状態で左から右に3個並んでいます。
まきの実の色は、一番左側がちょっと薄めの橙色、真中が赤、一番右側が濃い紫です。
橙や赤の状態では、食べられないそうです。
濃い紫になったら甘くなるのかな?
緑色の種は3個とも同じようについています。
まだ熟していない赤い実はちょっと透明感もあり、宝石のようでとても可愛いです。
木の実といえどさまざまで、アケビとは全く違う姿形が面白くて紹介しました。
自然って、本当に不思議ですね。