音訳研修会
2008年02月19日
今日は10時から音訳研修会がありました。
今月は「デジタル録音研修」ということで、 I さんと私が担当となり、先月から準備を進めてきました。
ちょっと前までは録音図書はカセットがほとんどでしたが、最近は再生機器が普及したことでCDで聴かれる方が多く、「デジタル録音」の研修の必要性も高まり、今年度から研修会に加えられました。
音訳研修会は毎月第三火曜日に開かれていますが、初級研修を修了された方が自由に参加できます。
この研修会を支える役員さんは8名。
2名ずつペアになり、それぞれの担当の月に研修会を受け持ちます。
研修会の内容は、「デジタル録音」のほか、「校正」「読んでみよう」「聞いてみよう」などがあります。
今日の研修は、「壮快」雑誌を例にして行いました。
PTR-1という再生機器を使い、利用者の方々がどのように聴かれているかを体験してもらいました。
音訳者が録音したものから編集によってどう変わるか、利用者のかたが聴きやすい形に編集し直すとはどういうことかなどを、デイジー編集画面を印刷した資料などをみながら説明。
ページ検索・階層ごとの進めかたなども体験してもらいました。
「壮快」雑誌は毎月発行なので、完成して利用者の方々のお手元に届く頃には、翌月の録音担当のボランティアさん達が打ち合わせに入っているというような早い回転です。
6名ほどの音訳者と編集者1人、計7名で1冊を仕上げます。
毎月半ば過ぎに打ち合わせがあり、月末または月初めまでに編集者に提出。
音訳、編集ともに校正は1回ですが、期間が短いため、かなりハードかも?
でも、面白いことに、読み間違いなどで訂正を繰り返しながら何度も読んでいるうちに「壮快」のワナ?にはまり、いつの間にか「酢ダイズ」を作ってしまったり、「〇〇ダイエット」を始めたりする人も多いようですよ。
音訳者はこんな形で日々頑張っています。
利用者のみなさん、録音図書、どんどん利用してくださいね。
写真1枚・・・PTR-1と、その横に壮快雑誌。雑誌の上にCDが1枚乗っています。