おひなさま
2008年03月01日
今日から3月。
いやはや、年が明けてからの時間が流れが速いこと。
あっという間に3月になったような気がします。
ま、年のせいという声もちらほら聞こえますが・・・
去年の9月下旬のまだ残暑厳しき頃、中学校時代の友人から手作りの「お雛さま」をもらいました。
陶芸の雛人形で、釉薬の色もとても渋く、大人の女性ためのお雛さまという感じ。
見た瞬間、一目ぼれ!
早く飾りたくてウズウズしてましたが、やっとやっと出番がやってきました
人形の中でも、お雛さまは女性にとって、また特別な存在であるような気がします。
いくつになっても、2月になるのを待ちかねて飾ってみたくなるような。
そういえば、子供の頃の雛壇飾りは「御殿」がついていました。
(なんて書くと、おおよその年がバレますが・・・)
毎年、2月のある日(Xデー)、学校から帰ると、突然雛壇が飾ってあって、うれしくてドキドキしたものです。
お供えするものとして「おこしもの」という米粉で作って型抜きしただんごのようなお菓子がありました。
もちろんお餅屋さんで買ってきますが、鯛や松竹梅、立ち雛のような形もあったように思います。
桃のお節句が済んだら、このお団子のようなものを焼いてお醤油をつけていただきます。
あと、「串アサリ」というものもありましたね~
生のアサリを剥き身にして串刺しにしてから干したものだと思いますが、これを火で軽くあぶって食べるととっても美味しい!
今なら熱燗!という感じでしょうが、小学生の頃は雛祭りの時期の「おやつ」で食べてました。
(あぶってもらうのが待ちきれなくて、よく妹と取り合いしてた記憶が・・・)
この「串アサリ」は飼い猫の大好物でもあり、家族の隙をついて、よく串ごと咥えて走り去って行きました。
(猫にとっても、桃のお節句はワクワクする時期だったのかも?)
思い出すと、今でもその味がよみがってきます。
こんなお供えの食べ物も、実家の地方独特のものなんでしょうね。
(もう一度、「串アサリ」食べたーい!)
写真1枚目・・・緋毛氈の上にモスグリーンの渋い色合いの陶土のお雛さま1対。
前には桃の小枝があります。
サイズは、高さ 6.5センチ・幅 7.5センチ・奥行き4センチ
もう一つ、お土産でいただいた手のひらにちょこんと乗るサイズのお雛さま。
これは小さくて可愛らしいので毎年パソコンの横に飾っています。
飾らない時は、小さな円柱の小箱ですが、ふたの部分をひっくり返すとお雛様たちが現れます。
写真2枚目・・・民芸品のお雛さま。内裏雛と三人官女の2段飾り。
サイズは、底辺の直径3センチ・高さが5センチ程度です。
大きさが分かるように、横にクリップを置いています。